食物アレルギー研究会会誌 - 今後に備え、出来事の経過を整理する
食物アレルギー研究会会誌(発行:食物アレルギー研究会事務局)Vol.12 No.2 2012年11月掲載
東日本大震災の発生直後から、食物アレルギー患者のために物資搬送を行いました。当初は政府災害対策本部による車の手配をお願いし、物資は当方が準備する形で(2便)救援物資を搬送しました。3月19日から4月中旬まではボランティアの協力を得て、主に病院、連携している市民団体の中継場所や避難所、救援要請があった孤立している個人宅などに車で物資を(9便)搬送しました。4月以降12月現在までは宅配便で救援要請があった個人の居場所259カ所(避難先の親類宅、避難所、二次避難所、仮設住宅、借り上げ住宅、県外避難先、等)に必要な物資を届けました。
- 食物アレルギー用食品の「品質」に配慮
- 必要な物資は時間経過とともに変化した
- 疾患ごとに異なる課題
- 救援要請してきた人の内訳
- 相談の役割
- 今後の課題