<講師>
宮田幹夫 北里研究所病院臨床環境医学センター
鹿庭正昭 国立医薬品食品衛生研究所療品部第二室長
角田和彦 坂総合病院小児科
相根昭典 一級建築士 他
コーディネーター:赤城智美 アトピッ子地球の子ネットワーク
<開催趣旨>
化学物質過敏症、シックハウス、シックスクール問題は、医療、行政、建築、暮らしの各分野で課題となり、その解決に向けた様々な対策や取り組みが行われています。その一方で、化学物質に関わる情報が誤解されたまま、世間に広がり伝えられているのではないかと感じることも出てきました。化学物質にまつわる問題を理解するためには、社会背景を考察したり建築に関する知識をもつなど、ある程度の学習も必要ですし、医療の現状を知ったり、日常生活からの改善に関する情報を得ることも重要です。これらをバランスよく整理し、多くの人にお伝えするために、セミナー「化学物質過敏症の現在」を開催することにしました。
<開催要項>
■会 場:みなとNPOハウス 大会議室(東京・港区六本木)
■定 員:30人 先着順予約制
■受講料:一般30,000円、会員25,000円/全6講座 *購読会員をのぞく
単発受講:5,500円/1講座
*企業や団体で通し受講を申し込み交替で受講することも可能です
■申込み方法:名前、〒住所、TEL、FAX、E-mail、勤務先・団体名、部署をお知らせください
■申込み先:アトピッ子地球の子ネットワーク
TEL03-5414-7421、FAX03-5414-7423、E-mail:info@atopicco.org
*ご要望があれば、宿泊手配はできませんが近隣のホテルをいくつか紹介できます
<対象者>
■環境、住まい、子ども、食べもの、衣類・寝具、暮らし、人の身体や健康、アレルギーについて
関心をもつ方
■施設管理や総務ご担当者、保健衛生・教育行政ご担当者
■お客様相談室・コールセンターや企画部門ご担当者
■患者を支援する専門職をもつ方々 建築士、工務店、栄養士、保育士、保健師、薬剤師、
助産師、看護師、幼稚園教諭、養護教諭、教員 他
<各講座内容>
1.シックスクールの事例と社会背景 1月30日(金)13:00~15:00
講師:相根昭典 一級建築士
事例報告:シックスクール問題が発生した学校の保護者
■耐震・補強工事によりシックスクール問題が発生した学校保護者からの事例報告と、
MSDS、指針値、化学物質過敏症対策など課題の整理と解説
2.室内空気汚染とは何か 1月31日(土)13:00~15:00
講師:鹿庭正昭 国立医薬品食品衛生研究所療品部第二室長
相根昭典 一級建築士
■室内空気の循環と建物の構造、汚染物質の種類と性質、日用品と室内空気の関係について
学びます
3.アレルギーの増悪/化学物質過敏症発症のメカニズム 15:15~17:15
講師:角田和彦 坂総合病院小児科
相根昭典 一級建築士
■アレルギーの増悪の理由、発症のメカニズムと診断、全国の医療機関の取り組み状況を学びます
4.身体の代謝と化学物質過敏症対策 17:30~19:30
講師:宮田幹夫 北里研究所病院臨床環境医学センター
■身体の代謝のメカニズム、化学物質過敏症対策としての代謝促進、症例と対策について学び
ます
5.生活防衛/私たちのできること 2月1日(日)13:00~15:00
講師:相根昭典 一級建築士
■建築構造と暮らし、塗料と建築材料(主に床、壁、天井)と暮らし方を学ぶ対策に役立つ情報
ツール(書籍、雑誌、団体資料)の紹介
6.化学物質過敏症対策品の展示と解説 15:20~17:00
講師:鹿庭正昭 国立医薬品食品衛生研究所療品部第二室長
相根昭典 一級建築士
■建築材料、塗料・ワックス、暮らしの中での対策品、代替日用品などを展示し評価と解説を
試みます
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