子ども食堂ユニバーサルな食事プロジェクト
子ども食堂ユニバーサルな食事プロジェクト
ユニバーサルな食事を提供してくださる子ども食堂に食材料を無償提供します
背 景
新型コロナ禍による世帯収入の減少、失職、ひとり親家庭などの理由から、生活が困難になった家庭が増加しています。食物アレルギーの患者数は小学生4.5%推計30万人、中学生4.8%推計17万人(文科省・厚労省)とされ、食物アレルギーがある子どもたちにも例外なくそういった状況の家庭が存在します。
食物アレルギー用食品は一般の食品に比べて高価格で、いわゆるフードバンクにも出回ることが少ないため、経済的に困窮してもフードバンクが利用できないという声が時々届きます。食物アレルギーの子どもたちは子ども食堂を頼りにしたいけれど「お断り」の張り紙を出されていることにでくわすこともあり、行き場を失う状況も生まれています。
目的と概要
食物アレルギーの子どもも食べることができ、一般の人と区別することなく調理できる食材料を使った「ユニバーサルな食事」の提供に取り組みたい意欲的な子ども食堂へ、アレルゲンを含まない食品を無償提供します。
提供する食品群はアレルギー対応のものですが、その日の食卓を囲む全員分の食品を提供することで、子ども食堂への応援にもつなげたいと考えています。
私たちのプロジェクトは下記3点を柱に実施しますが、2.学習機会3.相談窓口は、子ども食堂がアレルギー用の食事提供の準備を始めたときに悩んだり困ったりすることを解決するために、補足的に実施するものとご理解ください。
1.食物アレルギーの人が食べることができる食品を子ども食堂に無償提供します
「ユニバーサルな食事」作りの提案
2.アレルゲン管理やユニバーサルな食事提供の準備について学ぶ機会を提供(オンライン勉強会)します
3.子ども食堂対象のアレルギーに関する相談窓口を開設します
内 容
既に6カ所(400人規模)の子ども食堂の応援がスタートしています。
お好み焼き、焼きそば、パスタ、ホットケーキ、ビーフン、カレー、シチュー、ゼリー、などのアレルギーの人も色々な人も一緒に食べられる食品を提供しました。(野菜、肉などの提供は行いません)
①希望する子ども食堂は申し込みフォームに必要事項を記入し「団体登録」していただきます。
②登録団体に対して月に一度アレルギー用食品リストをメール等で提示します。
③希望する材料に印をつけて返信していただきます。
④印をつけた食品のうちどれを送れるか私たちが返信します。
印をつけたもの全てがOKになることもありますが、希望数が多いものは実現しないこともあります。
⑤食品は私たちの返信から約2週間後に届きます。
*次の内容に同意の上、団体登録をしてください。
〇アレルギー用食品の送付には、団体登録および面談打合せ(オンラインによる)が必要です。
〇お送りできる食品は、ご要望と異なる場合があることをあらかじめご了承ください。
この事業はJ-Coin基金でテスト実施し、READYFORの助成で運用が始まりました。
認定NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク