写真はイメージです

ステップルームとは

一人暮らしを始める前に少しだけ応援が欲しい人のためのシェアハウススタイルの居場所です。

一人暮らしを始めるためにアルバイトをしてお金をためたり、自分の食事を作れるようになったり、独り立ちの前に練習しておきたい様々なことを、ここにいて始められるように、そんな思いを込めて「ステップルーム」と名付けました。

自治体や学校への諸手続きもいっしょに確認し応援しています。

ここに来た人が「一人でできるようになること」それが私たちの目標です。

どんな人が利用できる?

18歳から23歳のケアリーバーの女性を対象とした入居施設です。
(ケアリーバーとは養護施設やファミリーホームなどを卒業した人を指します)

ケアリーバーではないけれど、両親からの支援が得られない、居場所を無くした人や、18歳より少し若い、または23歳より少し上の年齢の人でも、一度お会いしてお話を聞かせてください。

いっしょに話し合いながら、一番良い方法を見つけられるように応援します。

いろんな人が利用しています

児童養護施設やファミリーホームを卒業後すぐに入居した人もいます。卒業後1年間別のところにいてそこから移動してきた人もいます。児童養護施設から一度自宅に戻り、その後ここに来た人もいます。

  • 専門学校に通っている人
  • 受験に失敗して就職のタイミングも失ってしまった人
  • アルバイトをしつつ就職先を探している人
  • 暴力を受けて逃げている人
  • 一般の家庭で暮らしたことがなく「ひとりでできる」について何から始めたらいいかわかない人

ステップルームの様子

月に1回みんなでミーティングをしています

銀行通帳の作り方、節約の方法、ゴミの出し方、病院選び、アルバイト先への連絡方法、就職先探し、市役所などへの諸手続きのしかた、健康管理のことなど、様々なことをミーティングで話しています。時にはお肉や魚の解凍方法について話したり、近所のおいしいお店情報を交換することもあります。

オンラインの料理イベントも時々開催しています。

買い物は管理人がします

予算の範囲で、生協の食品を注文したり、管理人と買い物について打ち合わせをすることもあります。入居者の皆さんは忙しい毎日を過ごしているので、買い物をしなくて済みます。初めて調理する人でも作れるような「ミールキット」や調理ソースも準備しています。

週3回くらい夕食を提供しています

朝、昼の調理は自分で練習します。夕食が提供されない日と朝、昼の材料は全てステップルームにあるものを使えます。

食べたいものがあるときは、買い物の打ち合わせの時に伝えます。

茶葉は多種類用意してあります。嗜好品(お菓子、甘い飲み物)は自分で購入します。

食器洗い、洗濯

自分の食器は自分で洗います。自分の洗濯物は自分で洗って自分で干します。

洗濯物の取り込みも自分でやります。雨の日でも濡れないように皆さん工夫して干しています。

掃除

自分の部屋は定期的に掃除しようと声がけしています。

他の部屋の掃除はしなくてよいのですが、汚れているなと感じたときは「お互い様」の気持ちで片づけたり、拭いたりします。

居室フロアのトイレは入居者が掃除します。

建物と設備

上階に居室4部屋、お掃除練習用トイレ、下階に居間とキッチン、管理人室、風呂、トイレがある構造の建物です。

Wi-Fi環境が整っていて入居者は常時使えます。

ステップルームはどこにあるの?

山梨県内にあります。最寄り駅からバスで12分、徒歩で20分程度。市役所、病院、銀行、薬局、コンビニは徒歩圏内。

居場所を知られたくない人も入居しています。直接連絡を取り合った人には詳しい住所をお伝えします。

お問い合わせ

入居希望または・詳しいことを知りたい人は、お名前、携帯電話、を書いてメールしてください。

女性担当者から電話して事情を簡単にお聞きした後、利用方法や所在地などを詳しくお伝えします。

送信先:info@atopicco.org 
※メールをくださるときは、あなたの名前を必ず書いてください。

運営団体

認定NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク

ステップルーム設立2021年9月 (団体設立1993年1月東京都新宿区)

代表理事・ステップルーム管理人 (吉澤淳)

専務理事/事務局長・メンタルサポート担当 (赤城智美)

基金の活用

NOBUKO基金、子どもまんぷく基金、SOMPO福祉財団、JANPIA/ユニバーサル支援センターなど、年度ごとに様々な基金のご支援をいただきながら運営中

サポーター募集

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